こども学部

教員詳細情報

鈴木 裕子
(すずき ゆうこ)

職名教授
学歴・経歴愛知教育大学大学院 教育学研究科修士課程 修了
兵庫教育大学大学院 連合学校教育学研究科 博士課程 修了
博士(学校教育学)
愛知教育大学教授
担当科目保育内容指導法 健康 子ども学研究ゼミナール 卒業研究
専門分野幼児教育 保育内容学
研究分野子ども学 身体教育学 身体表現論
研究内容主に身体性,身体表現という観点から,保育内容学としての子どもの行動,心理,発達を捉える側面,保育教材開発や援助方法を考える保育者側の側面の両面について,保育のなかの感覚知を形式知にすることに努めている。
所属学会日本保育学会、日本乳幼児教育学会、日本子ども社会学会、日本子ども環境学会
日本子ども学会、日本子育て学会、日本保育者養成教育学会、日本人権教育研究学会
OMEP日本委員会、日本体育学会、日本発育発達学会、舞踊学会
PECERA:Pacific Early Childhood Education Research Association
EECERA:European Early Childhood Education Research Association

主な業績

著書
  • ・保育における幼児間の身体による模倣(単著)風間書房,2016
  • ・はじめて学ぶ保育 第5巻 保育内容総論(編著)ミネルヴァ書房,2018
  • ・はじめて学ぶ保育 第6巻 保育内容の指導法(共著)ミネルヴァ書房,2018
  • ・子どものプレイフルネスを育てるプレイメーカー(共著)サンライフ企画,日本体育協会監修,2017

学術論文(筆頭著者)

  • ・The Effect of Physical Play Experiences on Early Childhood Non-cognitive Skills Development, Journal of Education and Development,Volume 4, No 3,54-72,2020
  • ・Characteristics of Physical Expression Activities Among Young Children – How Physical Contact Influences the Body and Expression –, Journal of Modern Education Review,Volume 9, No2,109-123,2019
  • ・Psychosocial Effects of Physical Play in Early Childhood, Journal of Modern Education Review,Volume 7,No12,894-906,2017
  • ・幼児の「遊び込める」姿に含まれる要素の検討,こども環境学研究,第12巻第2号,54-62,2016
  • ・模倣されたことから広がる子ども間の身体による相互行為:3歳児と4歳児の発達的特徴を焦点として,子ども社会研究,19号,105-118,2013
  • ・「表現」における保育士の専門性を考える:保育士への意識調査をもとにして,保育士養成研究,第30号,1-10,2013
  • ・幼児の「遊び込める」姿に含まれる要素の検討,こども環境学研究,第12巻第2号,54-62,2016
  • ・模倣された子どもにもたらされる身体による模倣の機能と役割,保育学研究,第50巻2号,141-153,2012
  • ・幼児の身体活動場面における模倣の役割に関する事例的検討,発育発達研究,第42号,24-32,2009
  • ・幼児の感性を具体化する試み:幼児期の感性尺度の開発を手がかりとして,保育学研究,第47巻2号,132-142,2009(日本保育学会研究奨励賞(論文部門))
メッセージ

「子どもの不思議,に一緒に向き合ってみましょう」

 大人は皆、むかしは子どもだったのに・・・なぜ、大学で子どものことを勉強するの? どうして子どものことを研究しなくちゃならないの? そう考えてみると、子どもを理解するという学習や研究はちょっと不思議ですよね。子どもは,繊細で複雑で傷つきやすく、けれど単純で楽天的でもあります。子どもは大人の縮小版ではないのです。ファンタジーと現実の境目が曖昧で、とても豊かな世界をもっていますが、子どもの発達は、すぐに結果を目にできないことがたくさんあります。10年、20年、もしかしたら100年後にしか現れてこないものを追い求めなければならないのです。やっぱり不思議です。
 そんな不思議な子どもたちの「からだ」と「こころ」を、一緒に紐解いてみましょう。